STYLIST’S VIEW


‟生活”に寄り添っていく

サロンワークのアシスト業務も苦になりませんでした。先輩が今何を欲しているか、察知してサポートするのは得意で。人間観察が好きなんです。その人のクセを見つけたり、様子を観察して「次はこんなことを話しそう」とか「こんなふうに動きそう」というのを想像するのが得意。高校時代、屋上から道行く人を観察していました。ちょっと変わっていますかね(笑)。

その一方で、現共同代表の山口がぐんぐんと売り上げを伸ばしていました。卑屈になることはなかったのですが、「置いていかれたくない」と思いました。同期で仲もよく、変わらず一緒に遊ぶ間柄だったからこそ、同じように成長せねばと。それが、本当の意味でスイッチが入ったきっかけでした。
そうやって自分の置かれたる状況を分析してみると、僕が得意なコミュニケーションの対象は同世代で、年上の方に接するのはむしろ苦手だったのだと気づきました。でも、その層のお客さまに喜んでもらえなければ成長できません。
さらに、プライベートの時間も年上の方と接する機会を増やすようにしました。これは、先輩方が交流の機会をつくってくださいました。

今そのときどきでいいデザインをつくるのももちろん大切なのですが、その方の髪を一生かけて担当させてもらい、素敵にしていきたいという思いがだんだんと強くなっています。表面的なかわいさやおしゃれさよりも、その人が僕に会い、ヘアを変えることで内面的に豊かになってほしい。


美容師ってすごい、指名して来ていただけるってすごいと思いました。
世の中こんなに美容師さんがいるのに、僕を選んでくれる人がいるだけでうれしい。髪を通して、その人の生活を少しでも手助けできたら。生活の一部のような存在でありたいと思っています。
HAIR STYLE






AFTER THE BEAUTY AWAKE
10年経ち、3人で独立したお店も仲間が10人になりました。だからこそ結果や表面的なこと以上に、芯がないといけないなと思っている部分も大きいですね。言葉で説明する社内コミュニケーションも大切ですが、僕や共同代表の考えが正解になりすぎてもダメなので。僕らが芯を持って生きる、その背中を見せることで、スタッフたちのやりたいことや道筋が見つけていきたいです。また、山口と石岡とならそれができるとも思います。11年前のあの日、電気もガスも通じない中、一緒にお店のために奔走した仲間ですから。自分のこと以上に仲間や相手を思える2人となら、何でも乗り越えていけると信じています。
松田直之
Devellope. 代表





